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  • アグーとめんそ~れ親父の沖プロ6周年対談②~怖かったハブさん
    2014/06/25
沖縄プロレス先輩・後輩コンビによる対談、第2回の今回からは旗揚げ記念日におこなわれる7・5新木場大会の見どころを紹介していく。まずはメインイベントの怪人ハブ男VSエイサー8について語ってもらった。絶対的エースだったハブ、そして沖縄プロレスからデビューした最後のレスラーであるエイサーへの思いを告白。
今回はHUBさんが怪人ハブ男として参戦するんですけど、僕らはプロレスに関すること全部、ハブさんに教わりました。僕は今、フリーになってやっていても、ハブさんとシーサー(王)さんの前だけでは、いまだに背筋がピシッと…。あの2人が一番、どんなほかの先輩よりもピシッとしちゃいますね。

よく怒られたしな(笑)。

そうですね、はい(苦笑)。当時、那覇の国際通りにあった会場は、締め切られていて夏とかだとものすごく暑いんですよ。そういうときにハブさんの虫の居所が悪かったりすると…。なんか…なんにもしてないんですけど、いつもビビッてましたね(笑)。

そういうこと言うと、また怒られるよ(笑)。僕はHUBさん、シーサーさんとはキャリア的には同じぐらいなんですけど、やっぱり大阪で経験を積まれてて、試合のレベル、経験が全然違ったので、技術面でもほんとに勉強になりました。でもなんか、団体内でケンカみたいなのはなかったよね?

そうですね。基本的にハブさんが怒るときというのも、プロレスへの愛があっての叱咤激励だったので。ハブさんって、全部の試合を見てるんですよ。沖縄プロレスって大体3試合の構成だったんですけど、自分が出る直前の試合は次の日ビデオで見てたりしてましたし、どこかしらで絶対見てて、技の的確さだったり、所作だったり、見せ方だったり、そういうのまで全部含めて、言い方はアレですけど、スパルタでビシビシと教えていただいて。たまにいるじゃないですか、生まれながらのプロレスラーみたいな人って。「練習生のときからアイツは違った」って言われるような。そういう人と違って僕は全部イチからやらないとダメな人間なので、ほんとに何千試合とやっていく中で全部、ハブさんに教えてもらって。なので、そういう意味で、ハブさん、シーサーさんという先輩たちがいる沖縄プロレスの環境というのは、僕にすごく合っていたと思います。

いいところはちゃんとほめて伸ばしてくれるので、それで自信がついた若手もいっぱいいたと思う。


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